😉 世の人々は源氏と姫君のことを理想のふたりだと噂をする。 このほか、「源語(げんご)」「紫文(しぶん)」「紫史(しし)」などという漢語風の名称で呼ばれていることもあるが、これらは漢籍の影響を受けたものであり、それほど古いものはないと考えられている。
20💙 慌てた髭黒だが、連れ戻せたのは男君だけだった。 03 同じ程、それより下臈(げろう)の更衣たちは、ましてやすからず。 母后を亡くした姫君は心細い様子でいらっしゃるので、『女御ではなく、ただ自分の姫の皇女たちと同じような扱いでお迎えしたい』と、帝はたいそう丁重に礼を尽くして入内をお勧めになる。
14☯ 藤原道長はその甥との対立など藤原氏一族の内部での激しい権力闘争を行う一方、以下のように源氏一族とは縁戚関係の構築に積極的であり、源氏との対立関係にあるとはいいがたいこと。 朝顔(あさがお) 若いころより源氏が憧れた人だったが、徹底して拒絶。 斎藤正昭は、玉鬘系の巻々のうち玉鬘十帖などは紫の上系の巻々よりあとに書かれたが、帚木三帖は逆に紫の上系の巻々より前に書かれたとした。
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